人物と作品
BabyNyca『UNBOX』 6曲の制作陣と自作スキットから開く自己紹介

RAPSTAR 2026でBabyNycaを知った人が、本人の作品をまとまって聴くなら『UNBOX』を。2026年8月26日配信の全6曲のEPだ。本人は作品説明で、日本とフィリピンの異なる文化の中で育ち、音楽を通して居場所を作ってきた自分を詰め込んだと語っている。曲ごとに替わる制作陣と、本人が曲作りも担うスキットから、その自己紹介をたどりたい。
題名を、内側を開く手がかりに
作品ページの本人紹介によると、滋賀県出身で、東海エリアを拠点に活動している。9歳までフィリピンで育ち、ヒップホップのプロデューサーとして活動する兄の影響を受けてきたという。EPの説明では、弱さや葛藤、欲望、愛、自信を、箱から取り出すようにさらけ出したと記す。題名のUNBOXを、自分の内側を開く言葉として受け取ると、何を歌うのかに耳を向けやすい。
制作陣が替わる曲の間に、自作の58秒を置く
1曲目の「UNBOX」はaxcelが作曲・プロデュースを担当。「JAPANORAMA」はMollyTheRack、「欲張」はWake Up Repkii、「Paradox」はDoc Pauly、「Birthday Cake」はMUNCHtheWORLDがそれぞれ曲を作っている。本人は異なるジャンルのビートで制作したと説明しており、6曲を通して同じ声が誰の音楽と組み合わさるかを聴く順番ができる。
その中で、3曲目の「Car session (skit)」では、作詞に加えて作曲とプロデュースにもBabyNycaの名前がある。公式配信から案内される音源では58秒のトラックだ。他の作り手と組む曲の間に、自分で曲作りを担う時間が挟まる。表題曲から聴き始めたら、この3曲目をひとつの区切りにして、後半の「欲張」「Paradox」「Birthday Cake」へ進んでみたい。
録音と仕上げの担当までたどる
曲を作る人と、録った音を整える人にも目を向けられる。たとえば「JAPANORAMA」の録音とミックスはNouchi、マスタリングはkodai ishioka。表題曲では録音がWake Up Repkii、ミックスとマスタリングがkodai ishiokaだ。BabyNycaの作詞とラップを出発点に、曲ごとの組み合わせへ戻ると、6曲の制作をより細かくたどれる。
UNBOX
BabyNyca - Topicの公式動画
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Car session (skit)
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