人物と作品
kojikoji「金柑」を聴く 本を薦めるときの緊張と、言葉を見せ合う気持ち

kojikojiの「金柑」は、一人で本を読む時間と、読み終えて誰かに話したくなる気持ちを入口にしたい一曲だ。2023年10月25日配信。BASIのサポートバンドでコーラスとギターを担当してきたkojikojiが、この曲では自ら作詞・作曲を担う。共演でその名前を知った人も、本をめぐる本人の言葉からソロ曲へ進める。
曲は、Chapters書店とアパレルブランドSoffittoとの2023年のコラボレーションに際して書き下ろされた。当時の発表に寄せた制作コメントでkojikojiは、本を人に薦めるときの緊張や、自分とは違う相手の考えを知りたい気持ちを語っている。うまく整っていない言葉も恥ずかしがらずに見せ合いたい。その思いから書いたと説明する。
作詞・作曲を自ら手がけたkojikojiのコメントには、相手を知るために自分の言葉も差し出そうとする気持ちが見える。長い文章になったり、言葉がうまく並ばなかったりしても、人に見せてみる。本を読むことと、そのあとに話すことをひと続きで考えると、「金柑」を聴く入口が広がる。
聴く前に、最近読んだ本を誰に薦めたいか思い浮かべてみてもいい。一人で受け取ったものを、別の人に渡すときにはどんな言葉になるだろう。本人の制作コメントを手がかりに、下の公式MVから「金柑」を聴いてみたい。さらに別のソロ曲へ進むため、2022年のアルバム『Mining』に収録された「陶芸」の公式案内も末尾に置いた。
kojikoji / 金柑 (Official Video)
本人チャンネルの公式MV全編。2023年の制作背景と合わせて観る。
kojikojiの公式動画
YouTubeで観る(新しいタブで開きます)プレイヤーの読み込み時にYouTubeへ接続します。