作品
MFS『COMBO』を聴く JJJとanddy toy storeの客演から14曲へ

MFSのアルバムを一枚選ぶなら、JJJとanddy toy storeの参加曲から『COMBO』を聴いてみたい。2024年4月17日発売の初フルアルバムで、全14曲を収録。二人のラッパーとの共演に加え、RUI、Stones Taro、Taydexら、制作陣の顔ぶれも入口になる。
MFSのバックDJも務めるRUIが手がけたのは、14曲中8曲。同じ作り手との曲を軸に、ほかのプロデューサーとの共作を行き来できる構成だ。まず客演のある2曲を選び、そこからアルバムの冒頭と最後へ聴く順番を広げたい。
JJJとの「Drink」、anddy toy storeとの「Enter」
6曲目の「Drink (feat. JJJ)」は、客演のJJJがプロデュースも担う。客演とビート制作の両方で参加した一曲だ。二人のラップの受け渡しと、そのために選ばれたトラックを一緒に聴いてみたい。
12曲目の「Enter (feat. anddy toy store)」は、anddy toy storeを迎え、RUIがプロデュース。JJJとの曲に続いて選ぶと、客演相手に加えて、トラックを担う作り手も替わる。共演するラッパーから入りたい人には、この2曲を並べてすすめたい。
作品発表では、JJJとanddy toy storeはMFSが普段から交流しているラッパーとして紹介されている。その関係から生まれた共作を聴いたあと、MFS一人の曲へ戻ると、アルバムの聴きどころを自分で増やしていける。
RUIの「BINBO」から、Stones Taroの「Combo」まで
冒頭の「BINBO」はRUIのプロデュース。そこから「IMPACT」「One Breath」「Moon Light」「Turning」「Bless You」、anddy toy storeとの「Enter」、そして「Chase Remix」まで、RUIは8曲を手がける。まず「BINBO」を聴き、気になる曲へ進むことで、アルバムの中心を担う組み合わせをたどれる。
最後の14曲目「Combo」を手がけたのはStones Taroだ。冒頭と最後をそれぞれ別のプロデューサーに委ねた曲順も、この一枚を選ぶ理由になる。二つを続けて聴き、その間の12曲へ戻ってみたい。
ほかにも、2曲目「Home Tour」はip passport、3曲目「SAICO」はTaydex、5曲目「New World」はTaka Perry、9曲目「Fall Pow」はKeita Sanoが担当する。客演の2曲から、RUIとの8曲、さらにほかの作り手との共作へ。MFSのラップがどんなトラックと組み合わされるのかを、一枚の中で聴き比べられる。
Combo(公式MV)
MFSの公式動画
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