作品紹介
Nia Varanの「人生ありがとう」から、『8 Reasons』とKamuiとの共作へ

Nia Varanの音楽を知る入口に、「人生ありがとう」と『8 Reasons』を選びたい。前者はSEEDA、DJ ISSO、she’s roughによる『CONCRETE GREEN 12』への参加曲。後者はPhily、Aly、P cueteとの共同名義で発表したミックステープだ。自分の曲を届ける場と、仲間と一枚を作る場。その両方からNia Varanの活動をたどってみよう。
「人生ありがとう」でコンピレーションに参加
P-VINEが2026年5月に発表した『CONCRETE GREEN 12』のCD収録曲では、「人生ありがとう」がDISC 1の8曲目に置かれている。名義はNia Varan、プロデュースはBadtripsage。さまざまな作り手が集まるミックステープの中で、まずこの一曲を選べる。
今回の聴く順番では、「人生ありがとう」の後に『8 Reasons』の「PLAN Z(feat. SEEDA)」を置きたい。SEEDAが関わるシリーズへの参加と、SEEDAを自分の曲に迎える共作。二つの曲を並べると、同じ名前が異なる立場でNia Varanの作品につながる。
『8 Reasons』では録音とミックスも担当
『8 Reasons』は2025年に発表されたNia Varan、Phily、Aly、P cueteの共同作品。「PLAN Z」はNia Varan名義でSEEDAを迎え、作詞とラップを二人が担当する。プロデュースはbandeja、録音とミックスはNia Varan、マスタリングはShiota Hiroshiという制作陣だ。
Nia Varanは歌う側に加え、声を録り、音をまとめる側にもいる。PhilyとAlyがラップを担当する「SOUTHVANDO」でも、録音にPhilyとNia Varan、ミックスにNia Varanの名前がある。本人のラップが入る曲だけを追うより、共同作品を一枚として聴く理由になる参加だ。
登録プロフィールでは、イランのテヘラン出身で、アメリカ、ヨーロッパ、中東の音楽から影響を受けたと説明している。その背景を押さえたうえで、まずは具体的な共作相手と担当曲をたどりたい。
Lisa lil vinci、Kamuiと作った『超やべぇ』
2025年8月29日には、Lisa lil vinci、Nia Varan、Kamuiの共同名義で『超やべぇ』を配信した。「最低」「超やべぇ」「RAF Studio Freestyle」の3曲を収め、Lisa lil vinciとNia Varanが作詞とラップを担当する。
こちらではKamuiが録音、ミックス、マスタリングを担う。表題曲のプロデュースはjune、「RAF Studio Freestyle」はKamui。同じNia Varanの参加作でも、誰と組み、誰が曲を仕上げるかは作品ごとに変わる。『8 Reasons』の制作への関わりを知った後なら、今度はLisa lil vinciとラップを並べる3曲へ進んでみたい。
7月のライブ告知にも掲載
ZEROTOKYOが2026年7月1日に発表したイベント案内では、7月12日の「DROP THE BEAT」にNia Varan、Marco、404ghostboy、Kid 5h0の名前が並んでいた。共作のクレジットから当時のライブ告知へ進むと、Nia Varanの活動に関わる顔ぶれをもう少し広くたどれる。