人物と作品
SEISAの歌に残る、暮らしの言葉 「ハイビスカス」から旅の途中へ

SEISAの歌を聴き始めるなら、「ハイビスカス」に出てくる暮らしの言葉に注目したい。祖父母や仲間、身近な土地の名が、歌い続ける気持ちと結び付いている。『RAPSTAR 2026』のGROUP Cで本人を知った人に、この曲と「セレブレイト」を続けて選んだ。地元の風景を歌う声が、旅の途中では何を手放さずにいるのかを聴くためだ。
「ハイビスカス」にある、土地と人の記憶
本人の配信プロフィールによると、SEISAは沖縄県宜野湾市出身。「ハイビスカス」の歌詞には、祖父と植えた作物や、祖母が暮らした備瀬の風景が登場する。土地の名だけを掲げるのではなく、そこで誰と何をしていたのかが見える言葉だ。語り手が歌いかける仲間も、その暮らしの中にいる。
「ハイビスカス」は2026年5月30日配信のシングル。歌詞では、踏み出す怖さを抱えた相手にも歌いかけようとする。身近な記憶から始まる曲が、誰かと先へ進むための歌へ開いていくところに惹かれる。
「セレブレイト」の旅先へ持っていくもの
10月21日配信の「セレブレイト」では、歌の舞台が島から東京近郊へ広がる。旅の途中にいる語り手は、普通とされる幸せを離れた先で、自分はどう生きるのかを問い直す。それでも自分の原点を保とうとする言葉がある。遠くへ進むことと、自分のままでいること。その両方を置く歌として聴きたい。
2曲とも、作詞とボーカルはSEISA、作曲とプロデュースはLion Melo。まず「ハイビスカス」で暮らしに結び付いた言葉を追い、そのあと「セレブレイト」の旅へ進む。自分の場所を歌うことが、ひとつの場所にとどまることと同じではない。
【SELECTION CYPHER GROUP C】S TILL I DIE / AI jacky / Esosa Vee / Filix王 / SEISA|RAPSTAR 2026
SEISAが参加したRAPSTAR 2026 GROUP Cの公式サイファー。
ABEMA HIPHOP【公式】の公式動画
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